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結婚・ネットストーカー・不倫・離婚・再婚・・・と波乱万丈な日記です。共感できる方、そうでない方・・コメントして行ってくださると励みになります。 読まれる方へ・・・過去の事実を綴っているため、不快に思われる部分があるかもしれません。 コメントは承認後掲載されます。誹謗中傷コメント等は削除させて頂くことがあります。。
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大変時間が経ってしまいました(;^_^A


犯人逮捕されてから、知り合いの弁護士を通じて

示談の話が進み、30日間の拘留はなくなり

犯人は釈放された。


その際、一切今後私に関らないことなどの

誓約書が交わされ、相手の住所や氏名を知った。


会社は解雇などされず、夫婦間も大丈夫と聞き

ホッとした。


今回のことで何かあれば、逆恨みされても仕方がない。


そうゆうジョウシキの通じない相手だと思ったからだった。


思い込みの激しい、自己中心的な、うそつき。



私には彼がそうゆう人だと思わないといられなかった。



あれだけ心配したのだから当たり前のことだろう。


私は支えてくれている人がいて、卑劣な書き込みにも

一緒に(彼がほとんどしてくれていたのだった)

立ち向かった。


だから前向きにいられたけれど…。




…メル友はどうだったのだろう…?


示談になったのだから周囲にはかなり迷惑を掛けたはず。



今の自分が知るはずもないけれど…

きっとまた同じようなことをしているんだろう…。

妄想癖のある人だったんだろう…。


最近は思い出しもしないが…



このころの私は、かなり複雑な気持ちだった。



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そこで目にしたものは


犯人のパソコンの中にあった誰に書いたのかも

わからない手紙のようなものだった。


「本当の俺」


と題名があった。



私がそのメル友からいつも もらっていたメールは

自分を僕と言い続けたものだった。



初めから、自分をすべて偽って メールしていたんだ。。。



題名を読み そう思った。



そして



いつもメル友募集して誰かとメールをしていたこと、 
そうゆう相手と何度か会い、深い関係になったことも 
あったこと


そしてそうゆうことがお金もかかり面倒だと 
かんじていたこと。


オレは離婚なんてしない。 
嘘をいったけど 
君はオレを見つけることは 
できないはず。 
ヒントになることは たくさんあるが 
引っかかるものはない。


 

奥さんの実家がかなり裕福で自分達の生活に 
援助したいと言っていたのもすべて嘘だったこと。 
(それは自分の願望だったこと)


自分の祖父が残した家があり自分名義だといったことも。


そして、


私のこと。 
私に対して、いつかお互い離婚して一緒になろう、 
といったことがあったが 
さらさらそんな気はなかったこと。




別に裕福さを求めていたわけじゃなかったから 
 
侮辱されたような、




また別の感情として、
なんて寂しい、心の貧しい人なのだろう。
そんな思いで一杯になった。



そんな人だったから 嘘で固めていないと
やりとりが出来なかったのだろう。




私に送ってきた写真もおそらく 
10年以上前のものだったのだろう。
警察で見た写真と かなり違っていたから。



そしてその人は 今管轄の警察署に最大30日間
拘留されると言う。



30日もの間、会社員が拘留されるということは
かなり致命的ではないか・・・・。



「何か質問はありますか・・・?」


「手紙、かなりショックですよね。心配されていたんですよね。」




そんな言葉を検事さんに掛けられた。



私は



「30日間も拘留されて、会社とか、家庭とかに


何かあったら 私へ逆に恨みを持って


仕返しなんかが怖いです。」




「そうですよね。。。


できれば相手方の弁護士からも示談にならないか


連絡が入っていますので 


相談されてみてはいかがでしょうか。


ご家庭は大丈夫、奥さんとも話しましたが、


離婚などの話は出ていません。


それから、この手紙にはありませんが


入院していた事実はあったようです。


駅で転んで骨折したそうですが。。。

それもわざとだったと話していますが・・・

どうも嘘のようです。

この手紙も全部が本当のことではないようで・・

どうも虚言壁があるようです。」



そう検事さんは言った。



あとはあれこれと質問されたが 


内容はあまり覚えていない。



とにかく、実際あったこともない相手と

これだけやり取りをして お互いをわかっているのに

どうして実際に会わなかったのか?

などが不思議に思ったのか

聞かれたような気がする。



女性の検事さんでとても感じのいい人だったが

今思えば、主婦で違う家庭を持っている人に

どうして ストーカーされるのか?

興味があって呼ばれたのかも知れない、そう思った。



私は呆然と自宅に帰った。




ずっと入院していると思っていた人が今


この近くの警察にいるんだ。。


しかも監獄に入っている。




これで二度とあんなメールは届かない。


けれど、、、これでよかったのだろうか?


家庭は大丈夫なのだろうか?




私は自分が傷ついたことも忘れてそんなことを考えていた。




 


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警察から電話。



「犯人が今朝 逮捕されました。」



と。正直捕まるとは思っていなかった・・・




その次の日警察へ出向いた。


そして その犯人が 私の苦しみの元となった

メル友自身だったのだった。


入院したと聞かされ わたしのせいだと 自分自身をせめていたのに

真っ赤な嘘、嘘・・・嘘のかたまりだったのだった。


自分でストーカーメールを作っては

私に送っていたのだった。




・・・もちろん私もおかしいとは思った。

某携帯電話会社で 相手限定月額300円話し放題というのがあった。

私たちは 毎日電話で話していたので 携帯電話の料金は3万円を

こえていたので これは魅力だったのだった。


けれどそれは 契約できなかった。


彼の方が 偽名を私に教えていたからだった。


そのとき 「どうして?」と思ったのがはじめだったのだった。



それから一度職場から自宅駅まで 見知らぬ男につけられたことが


あったのだった。



あの時・・・つけていたのは メル友自身だったのだった。



それから一番おかしいと感じたことは 

ストーカーメールを彼が転送してくれなかったこと。



「気持ち悪いから すぐ捨てたよ。」


そう言われたのだった。






警察では 犯人の 写真を見せられて この人です。

といわれた。

私がメル友に送ってもらった写真とは 大分感じの違った

多少くたびれた人?という印象だった。

朝 会社に行くとき 逮捕した、という割には

普段着のような風貌・・・いつも紺ブレ着てるって言ってなかった??


(ま、警察に捕まったのですから元気なはずはないですけれど)



その犯人は 最大30日間拘留されると聞いた。



そして警察で もしかしたら検察側から 呼び出しがあるかも知れないと

聞かされた。




数日後、呼び出しがあった。



それは女性の 検察官だった。



そして 彼の 「本当のおれ」 と書かれた 文書をそこで見せられたのだった。





やっぱり メル友の 自作自演だったのだった。



私は怒りで 身体が震えた。

色んな情報商材が出回る中、これはホントかなぁ~?

と思ったものがあったので 紹介します。


色々なものを購入した わたしでしたが

どれも改行をたくさんして ページを増やしているものや

様々なサイトなどへの参加のページが実際に画像を

大々的に載せてどこをクリックして行うのか・・・など

元々HTMLなどの知識のあった私は

こんなもの 商材じゃないじゃないか。


そう思いました。


これは最後と思って買いましたが

ちょっと違ってました。作成者さまのジンカクがモノを

言っていると思われます。

サギまがいでもない 方法で せめて説明だけでも 

ご一読してほしくてここにも 載せようと思いました。

それが これ↓です。

今月中に100万円しか稼げない方法<一人の女性を救う情報販売




いきなり購入、とはなりませんし、製作者さまのお話などが

読めますのでよかったら読んでみてくださいね。


それから私は、時々警察から携帯へ連絡をもらっていた。

証拠品の提出に行ったり、前に使っていたモバイルPCなども

預けたりした。



奥さんを名乗ったメールなどは

最近のものだったので残っていた。


その他、あちこちのサイトに書き込みされたものは

数え切れない数になっていた。

プリントアウトしたら、

すごい厚さになったのだった。



その間も書き込みは時々されていたと思う。

私は一度もそのストーカーからのメールには

反応しなかった。

一度も返信しなかったと言うことである。




奥さんを名乗ったメールにだけ、

返信を多分2回したと思う。


けれど、これ以上奥さんを名乗ったメールには

返信も出来なかった。


いくら 離婚を前提にしているとはいえ

私はメル友の病状も 私にはよくわからなくて まして

閉鎖病棟の監獄のような部屋へ入られているなんて

聞いてしまえば こちらからの言葉なんて

なかったからだった。

なんてお詫びしていいのか・・・わからなかった。


それから数ヶ月して


犯人が捕まった。と警察から職場にいた私の携帯に

電話があったのだった。


その犯人は・・・私の知っている人物だったのだった。



15話でも書いたが、

「ポスターを自宅から駅までの道へ貼った」

「駅構内にも貼った」

という内容のメールを見て、私は帰宅してすぐにまた駅まで歩いた。


けれど・・・よく考えたら、道端はともかく、駅構内って・・・?


そんなに簡単に貼れるものだろうか?と思った。


思ったとおり、ポスターなど貼ってあるはずがなかった。


ポスターがあった方が証拠が現実のものとなる、とも思うほど追い込まれていた
自分がいたことにも、自分で驚いた。


そして、メールの内容はエスカレートし、
あちこちへのサイトへの私の実名入りの書き込み
はどんどん見つかった。

削除してもしても追いつかない、いたちごっこだった。


実際その書き込みを見て、電話してくるバカな人もいた。


電話はナンバーディスプレイだったのでそれほど嫌な思いもせず
回避できた。

ストーカーにとっては、想定外だったことだろう。


そして、私は警察へ行った。


警察ではハイテク警察と言ってネット犯罪のプロがいる。


その人に色々教えてもらい、メールヘッダーがもっと詳しく出るように
設定して、色々なことがわかっていった。


主に書き込みに使用しているPCの所在が明らかになっていった。


警察ではそのメル友の情報や、その他私が出入りしていたサイトのことや
会ったことのあるメンバーについても
色々聞かれた。

名前を入れれば、すぐにどこの職場、年齢、住所の出るシステムが
あった。

嘘を言っていればすぐにわかる・・・と言うもので
私が出入りしているサイト内のメンバーには
そうゆう疑いはないようだった。


やっぱり・・・・メル友自身の自作自演・・・?



そんなことが段々頭をよぎった。

お互い家庭があったけれど、時間を作っては

会っていた。


そして久しぶりに開いたPCのメールに見覚えのないアドレスで

「ユリさんへ」

と名指しの題名のメールがあった。



そこには、「お久しぶりです」、と始まったメールがあった。

「前の職場辞められたんですね」とか
実際の自分と重なっている内容があった。


そして、私が以前出入りしていたサイトのオフ会があることも
書いてあった。

出てみたら犯人がわかるかもしれないとか、
メールの最後には、イニシャルがたくさん並んでた。

そのイニシャルは、そのサイトのメンバーのものだった。


私は一瞬そこの人たちが犯人だったのか・・・?と考えた。

しかし、そのサイトの管理人をはじめとして

私はかなりの人の職場などを知っていた。

そんな素性を知られている人がこんなことをするだろうか?・・・。



そして一番恐ろしいと思ったことは

あなたの写真、駅までの道に張っときましたよ。
よく探してくださいね、実名も入れておきました。
今度はお子さんの幼稚園周辺にも張っときますね。
楽しみです・・・・。


あざ笑うような、内容に私は手が震えた。


子どもにまで危害を加えられたら・・・?


けど実際には、私にも危害はない。


ネット上にも流すと書いた内容があったが
実際には、何も流されていなかった。


今度こそ本当にやられるかも知れない。


そんな風に思った。



そして、○ちゃんねると言うサイトで、私の実名入りの書き込みを見つけるまでに

時間はそんなにかからなかった。


そこではない、元々書き込みしていたサイトにもすぐに
書かれた。

管理人さんからも連絡を受けたり、

メル友募集のサイトにも書かれた。

あなた、大変ですよ!実名書かれてますよ。
いたずらでしょうか?


などと心配してくださる内容のメールや

会ってくださいなどと書かれたメールも来た。




実名入りで、メールください。
H大好きです。


などわいせつな内容まで含まれていたのだった。


私は仕事どころではなくなっていった。



その時はもう転職していて、違う職場にいたのだった。

時間もなく、書き込みの削除依頼もままならない状態で

TAKAさんと一緒に とにかく削除依頼してまわった。

私の仕事上、PCにかかりきりにはなれないところだったので

ほとんどがTAKAさんが削除依頼してくれた。


ここまで来たら、もう、犯罪、だった。



私は証拠のメールやサイトに書かれた内容など全て
残していた。

それを警察へ届ける決意をしたのだった。




わたしは、いつもどおりの格好だった。
始めから約束していたわけじゃなく、突然だったから。

そして、公園に迎えに来てくれた人=takaさん。

やっぱ年齢も知っていたけど

「わ・か・い」・・・

第一印象かな。


第一声、


「あの、だいじょうぶですか?」


「え?」


「自分でだいじょうぶ?帰りますか?」



みたいなことを言った。


自分ではイヤなら、言ってください。そうゆう意味合いだったのだ。



笑いそうになったが、「はい・・・」



とわけのわからない答えをして、お店へ向かった。


地下にあった、外国人も多い店で、店内はガヤガヤしていた。


カウンターしか空いていなくて、そこに並んで座った。


まだ3月だったから、寒がりのわたしは、厚手のピーコート着ていたと思う。


そこで少し話した。割りにわたしは落ち着いてたと思う。


「やっぱり若いですね!!
こんなおばさんでビックリじゃないですか?」

とかはっきり聞いてたと思う。

実際年齢知っていてメールしていたから別にもう
隠すとかもなかったし、なんだか気楽だった。

気さくな人だったのもあったと思うけど、
わたしはあまり緊張してなかった。

takaさんは緊張していたらしいけど。。これも何だか手にとるように
わかってしまった。


その日、その店で少し飲んで、それから店を出てまっすぐ帰った。


駅までの帰り道、takaさんの携帯が鳴った。


奥さんからかな?と直感して、


「どうぞ、出てください。」

とか言ったと思う。


じゃすみません。と言って電話に出た。
「うん、もう帰るよ」とか手短に話していた。


本当はちょっとムカ~っとしてたかも知れないけど、
顔にも出さず そのまま、駅に向かった。


それから、何度か色々誘ってもらって、桜を見たり、キレイな庭園や
お花畑・・・心癒される時間だった。
takaさんはとっても優しかった。

何人かいたメル友とのメールも わたしはやめた。
メル友募集もやめた。


そして、メル友とのこと、ストーカー事件のこと。
わたしは全部話した。

わたしがまだメル友を想っていることもわかった上で
話を聞いてくれて見守ってくれた。

何度もお店でないてしまったりして、うっとおしいと思うのが普通だと思ったけれど・・・

いつも話を聞いてくれて、
「それはユリのせいじゃないよ。」
「メル友が弱かったんだ。それにストーカーが攻撃したんだ。
ユリがしたんじゃないじゃない」

と言ってくれてた。



それから、takaさんとは 普通のお付き合いみたいに
話が進んだと思う。



ただ抱きたいとかじゃなかった。

いたわってるみたいな、そんな感じだったと思う。

わたしは、メル友のことは 忘れかけていた。
段々正常に自分が戻ってることがわかった。




夜も眠れるようになっていった。


・・・・そして忘れかけていた、メールがまた 舞い込んだ。

私は空っぽだった。
精神安定剤は、マイナートランキライザーと
言うものを飲んでいた。

これは・・・とても弱いものを使っていたが
とにかく考える力を無くす薬だった。

今は到底飲めないが あの頃のわたしには
必要だった。


それから わたしは職場をやめる決意をした。


ここにいてはいけない。


なぜかそう思ったのだった。



通勤が大変ということもあったが、それ以上に身体が

無理だったのだと思う。

精神的なものもあったが、とにかく家にいたかった。



前にしたメル友募集で数十人からメールをもらった。

その中の数名・・多分3人くらいの人とメールを始めた。


どこかで、入院したメル友のような人を探したのだと思う。

しかし 同じような、長いメールをしてくれる人は いなかった。

Sさんとは もう逢っていなかった。
Sさんは抜け殻のような私の為には何かするほど
暇でもなかったと思うし、家族を思っている人だったから
距離を持っていたのだと思う。

私が もたれかからないよう、距離をおいていたのだ。



わたしのメール相手は 結局1名となった。


「逢いたい」とすぐに言い何が目的なのか・・と思うような人だったり、
独りよがりで、こちらの返信がなくても、毎日メールをしてくる
人・・・私はそうゆう人には返信が出来なくなっていった。


そして、いつも普通の話が普通に出来る、こちらの話を
よく聞いてくれる TAKAさん言う人と PCや携帯でメールを続けていた。



話の内容だと、どうも私の職場の最寄駅によく
買い物に来るらしい、既婚者の人だった。


私は、とにかく、今は、ストーカー事件や 入院したメル友の
ことを忘れたかった。
一時でも忘れてはいけないことだったかも知れないが
そのときの わたしは弱くなっていた。


何度かメールをしていて、


TAKAさんが 同じ時、同じ駅付近にいることがわかった。

わたしはそれを告げてみた。

「わたしも今駅にいるよ」


「そう。今一人で飲んでるよ。」


案外そっけない返事。


ホームに入ってきた電車に乗って帰ろうとしたとき、
また携帯メール。


「よければ、ここにくる?公園横のビルにいるんだけど」


と。


わたしはとても迷った。
けれど電車には乗らなかった。


並んでいたホームで、一人電車に乗らないでいた。


そして、その公園へと向かった。


わたしは、いつもまっすぐ帰宅していて、
飲み屋も何も知らなかった。
こんな繁華街も素通りしていたんだなぁ。。
そう思いながら、メールで

「どうしようかな」

などと迷っているメールを送っていた。

「気軽にくれば?」


たいした誘いもない。

どうしても逢いたいとかそうゆう雰囲気は全く なかった。


わたしは


「どこに行けばいいの?わたしよくわかないの」


そう送った。


公園に着いた。

公園では弾き語りをしている若者がいた。

音楽好きだった、入院したメル友を思い出す。


他にも、たくさん人がいた。

・・・今日は土曜日だったんだ・・・


わたしはそんなことまで、よくわからなくなっていた。


別に今から逢おうとしている人を
好きとかは思っていなかった。

わたしには そんな余裕がなかったのだ。


携帯電話は今までしていなかった。
電話番号の入ったメールがきた。

その番号に電話した。

たくさんの人の中、わたしだけひとりだった。











その病院へ行き、名前が嘘だったのか入院したことが嘘だったのか・・・


とにかく、私の知っている、彼の名前は病院の名簿には

なかったのだった。



メル友は一体どこへ行ったのか・・・。


私には、もう どうにもできなかった。



掲示板の友人で 明らかに 私に好意を持ってくれてる人=Sさんは

私がその日、病院へ向かったことを知っていた。


携帯メールで私が知らせたからだ。



「わかった、気をつけて。。終ったら連絡して」


とだけ返信があった。




こちらから連絡しなくても、ちょうど駅に戻った頃
電話が鳴った。


「今どこ?」



「駅」



「どうだった」



「病院には いなかった」


「・・・これから逢おう。」


「・・・」



「○○駅まで来られる?待ってるから、着いたら連絡して。」



「わかった」



そんなやり取りをして、私は放心状態だったので、言われるがまま

そこへ向かってた。


そして、Sさんは 待っていた。


私はずっと泣いていたから、Sさんもなんて言っていいのか

わからない状態だったのだと思う。

コーヒー屋さんで、話したが、回りには人が数名いて

相手はスーツ姿の人・・・となればただの関係とは 見えなかっただろう。



そして、Sさんはただ、私の話を聞いてくれた。

「今、もう面会しているんじゃないか。そうなったら
もう俺とは会ってもらえないんじゃないかとか
色々考えてたよ。」

そんな話をしていた。

そしてまた会社へと戻った。



・・・私は、自宅へ帰った。どうやって帰ったのかは、よく覚えていない。


そして、そのままプッツリと連絡もないまま、時だけが過ぎていった。

メル友の奥さんからのメールには、数回返信をしたが、
私はネットストーカーでやられたアドレスを使っている
奥さんが、狙われはしないか。このメールも
読まれてるんじゃないか。という目に見えない恐怖で

「このアドレスは危険だと思います。
奥さんの使われているアドレスを教えてください。
そちらへメールさせてください。
あなたも狙われていると、私は思います。
・・・それから、こんなことを言うのはずうずうしいのですが
もし差し支えなかったら、ご主人の入院されている
病院名、教えて頂けませんか・・?」


「主人は、前の主人とは人が変わったようになっていて
今、ユリさんとお会いするのは、無理だと思いますし、
あんな姿は みられたくないと 思います。
もう少し状況が よくなったら、必ずお知らせしますから
どうか、待ってあげてください。」



そんなやり取りを数回して、あとはプッツリ連絡もなくなった。






私は、モバイルPCを何度も開いたが、彼からのメールは もう二度と来なかった。











家庭では、会話もほとんどなく、子どもと話すだけだった。

夫には ストーカーのことは話してあったが、
事細かに話すはずもなく、

「そんなサイトに 出入りしているからこんな目に合うんだ。」

「そのメル友自身が 自分でストーカーごっこを しているんじゃないのか??」

「どうしてそんなひどいことを 言うの。私のせいで、攻撃されたのは
彼なんだよ」


そんなやり取りをしては ぶつかっていた。


これがストーカーの目的だったのか、私達は もうやり直せないところへまで

来ていた。



けれど、私には、メル友と連絡が取れないことの方が大事だった。






・・・そして・・・性懲りもなく、私は、またメル友募集をした。

Sさんは、それはいい人だったかも知れないが、

私が思うとき、連絡が取れる人ではなかった。



自分が空っぽだった。

もう誰でも良かった。

話を聞いて。誰か助けて。


そう思っていた。


毎日、狂ったような生活だった。

そう、メル友がいつも言っていた。

「僕はユリに狂っている」


狂ってるのは、わたしだった。


ストーカーはこれが目的だったのか・・・。


抜け殻のような、毎日が続いた。













話が、さかのぼりますが・・・

私は、PCを始めた時、掲示板に 興味を持った。
別に 自分の情報を 明らかにしなくても
話せる・・ というのに 惹かれたのだ と思う。

いくつかの、掲示板に 参加し始め、段々友人も 出来た。
それは、男性も女性も いるところだった。

特に男性と女性が 出会いを 求めるような
露骨なサイトには、顔を出さなかった。


ただ、メールを したい。


という願望があったので、メル友募集サイトには登録した。


「逢うこと限定ではなく、メールでお話しましょう。」


みたいな内容で、自己PRをして、相手側からメールが届き
気に入った人がいれば、メールを返す。
そうでなければ、別に返信しなくてもOK と言うところだった。

日に何通もメールが届いた。



その中に、メル友からのメールがあったのだった。



それが、彼との出会いだった。



どうして何十通もあったメールの中からそれを選んだかといえば、

書いている内容と、趣味・・・だったかな。

あとは、結構マメに 返信できると思います。


というのが良かったのだと、記憶している。



もちろん一人ではなく、数名とメールを始めたのだった。










奥さんからのメールを9話で書いたのだが、

今冷静になって考えると、私はメル友とは

逢ったこともない関係だったのだった。


だた好意はもっていたのは事実。。。


パソコンでだけメール交換だけ していて、少々イライラしてた。

電話ではよく話してたが、それだけだった。


だから、私は、前から書き込みしていた 掲示板の付き合いは

メル友がいても別にそのままだった。


そして何度か、オフ会が開催され、

数名で逢ったことがあった。



その中で、一名、個人的に連絡を取り合うことがあった。


取り立てて どうという人ではなかったが

仕事帰りに、会うことも可能だった。



そのSという人と、コンサートへ行った。

2度目の就職が決まってすぐあとのことだった。



仕事を早めに切り上げ、コンサートへ向かった。



そのときも、なんてことはなく

ただの友人ということで、行っただけだった。



だから・・・?



メル友にもそのことは 話したこともあったと思う。



こうゆうことが、メル友の独占欲をかきたてて

しまったのかもしれない。


そのSさんは、普通の人だった。


家庭も大切にしているし、お互いを尊重してあったりすることが出来た。


ただ、奥さんには愛情はない。と言っていた。


よく、男性が浮気したいが為言う言葉だったかも知れないけれど・・・。



そのSさんは、私がメールしている相手がいることも知っていた。

そして、病院へ向かったことも知っていた。



何度も携帯へ電話があった。


私は、メル友がいなかった病院からの帰り道、

そのSさんとお茶を飲んだ。


会社をさぼって来てくれたSさんの前で


私は泣いてしまった。











そのメールにはこうあった。

「突然のメールお許しください。
夫のモバイルパソコン、入院先から預かってきました。」

と丁寧な書き出しで始まった。


しばらくメル友からはメールが来ていなかったので
メール自体ずっと来ていなかった。
それが、突然、見たことのあるアドレスからの
メールが来たのだった。

改行もあまりされていない びっちりと書かれたそのメールは

見るからに長いメールだった。


始めにメル友の病状が書いてあったように思う。
今そのメールは手元にはないので 確かめようも
ないので わからないのだが。。。


「このパソコンはさわったことがなかったので

見よう見まねで打っていますので、不都合があったらすみません。


やり方もよくわからないので、主人のアドレスからメールさせて頂きます。



・・・
主人は、入院先の病室で突然暴れだし、持っていた

携帯でガラスを割り、携帯は壊してしまったのです。

また自分を傷つけるような行為もあったため

転院せざるを得ない状況になってしまいました。


転院先は、精神科の閉鎖病棟なので、これは持って行くことは

出来ませんでした。

一時的にこちらで預かりますが、病状が良くなったら

必ず、主人の元に返しますので、安心してください。」



やっぱりメル友は、会社からの攻め立てや、ストーカーからの

嫌がらせで、立ち直れない状況に陥ってしまったのだ。

私はそう思った。

泣きながら読んでいた。

多分・・・仕事の帰り道、私もモバイルパソコンを持っていたので

読んだんだと思う(よく覚えていないのですが・・・)



「主人のことを、こんなに冷静に あなたに知らせることが出来るのは

私達は、もう離婚することが決まっているからなんです。


あなたとのことは、主人から聞きました。その前に知らない方から

メールを頂いて、あなたとのことを知ったのですが、

私はそのとき、主人を引き止めようと必死でした。

色々と邪魔をしていました。


でも主人はあなたをずっと思っていました。

かないませんでした。


そして私もやがて好きな人が出来、その方と結婚するつもりで

おります。

主人が退院したら、すぐにでもそうするつもりですから、

安心してください。


主人のこのパソコンの、あなた方のメールのやり取りを

少し読みました。

ユリさんは、本当に主人を思ってくださっていることが、よくわかりました。



それから・・・携帯電話は、壊れて使い物にはならなかったので

こちらで契約を打ち切りました。

もしもこれで連絡を取られていたなら勝手なことをしてしまって

ごめんなさい。


主人は すぐにはよくならないとは思いますが、

どうか主人を待っていてあげてください。


突然のメール、本当にごめんなさいね。」



そんな内容だった。



このメールによれば メル友は、精神科の 閉鎖病棟に入院したのだった。


確かに、離婚するとは聞いていた。


私は離婚するとは、約束はしていない。。


逢ったこともない相手と、一緒になるなんて

考えられないのが普通じゃないのだろうか・・・??






閉鎖病棟とは・・・監獄のようなところである。


トイレとふとんしかない部屋。


自殺する恐れや、他人を傷つける恐れのある人が

医師の判断で 入れられる部屋である。


そんなところへ 入れられてると考えただけで

ぞっとした。。。



そして、私は、はじめ入院していた病院へ

発作的に向かって行った。

そこは本人から聞いていた病院なので間違いなく

転院するまではそこにいたはずだったから、そこで聞けば

今の病院はわかると考えたのだった。



仕事は嘘をついて休んだ。


知っている名前をそこで聞いた。



そして・・・


そんな人が 入院していた記録は、まったく なかったのだった。


分院にも 確認してくださったが、なかったのだった。

吐血して入院したメル友は、会社から離れて少しは
落ち着いたようだった。
入院先はなんとなく聞いたが、私には行けるはずもなかった。

何度か、たずねようとしたが
「こんな姿であいたくない」
と強く言われた。


経過としては、潰瘍にしてはなかなか食事も始まらず
かと言ってopeするほどではなかったようで
私はどうしてそんなにゆっくり治療しているのか
不思議だった。


その時は内科に入院していると聞いていたが、
吐血して、いきなり内科入院というのもおかしいな・・・
と私は少し思っていた。
(通常、大量吐血した場合、止血困難なのでOPE適応であることが多い・・・)

それは精神的なモノが影響して吐血した、ということ
を医師が理解して、精神科を兼科で治療していたと聞いた。

抗精神薬は、胃に負担の大きいものが多く、
潰瘍で吐血した人に、早々与えられるものはない。


そのような中、治療に時間がかかっていたようだった。

何度もカウンセリングのようなことが行われ、
私とのことも話した。と聞いた。



そのときの私は、とにかく

「自分が原因でこの人はやれらた。」


そればかり考えていた。
だから、電話でも聞き役に回った。

会話出来ない時も、素直に

「わかった、いいよ。よく休んでね」


と返し、一人になって精神薬が切れれば
泣いていた。

こちらが壊れそうだった。



それでも、他愛もないことでよく携帯で話した。




メル友の飲んでいる内服薬に
ついてもよく聞いた。
そんな強力な精神薬どうして胃潰瘍の患者に・・・?
というものばかりだった。


しかし、話せていた時期はよかったのだが、
段々話せなくなっていった。


メル友の病状が悪くなり、食べ物もあまり食べられなくなって
メールも、電話もほとんど連絡が取れない状態になっていったのだった。


やっとの思いで仕事しながらメル友を支える内容の
メールを毎日、返事もないのに、
私は送り続けていた。



そしてある時、


見たことのある、懐かしいアドレスから

メールが届いた。



「突然、すみません。」


そんな書き出しの、メル友の奥さんと名乗ったメールだった。

次の日、メル友の会社に大量の
メール送られたと聞いた。

内容は具体的にはわからなかったが、
私との間柄を会社中に、メールでばら撒かれたのだと
言うのだった。

私は転送してほしかったが、メル友は
「ユリは見ないほうがいい」と送ってはくれなかった。


それからメル友は会社で色々なことを言われ、
もともとあった胃潰瘍が悪化し

「血を吐いて倒れた。」



と連絡があったのだった。




とても私は行ける状況ではなかったので、
とにかく、救急車を呼んで、病院へ行って!!!


と言った。



言ったけれど、私は心配でたまらなかった。



それと、その攻撃が私のせいで、いってしまったことだという
罪悪感があった。



どうしたらいいのか、このときの私にはわからなかった。


次の日、まったく連絡が なく・・・安否もわからないことまま・・・・。




私は仕事を休み、メル友が倒れたという駅まで行った。

そして、どう探していいのかわからず・・・・


消防庁の救急車の搬送の記録を 電話で聞くことにした。
それくらいしか思いつかなかった。

電話したが、この駅近辺では、夕べ運ばれた人はいない。

そうゆう回答だった。



それからしばらくその駅から離れられずにいた。


たぶん・・・血のあととか、探していたんだと思う。



けど命に別状があれば、誰かが救ってくれたに違いない・・・。



そう自分に言い聞かせてた。





そのとき携帯が鳴った。



メル友からだった。



外からかけているようで、風の音がした。

「入院したよ・・・一度自宅に帰って、それからタクシーで
病院へ行った。」


そうゆう電話だった。



それから、胃潰瘍にしては長い入院が始まった。





どうも、メル友は、今回の会社から攻め立てられたことで
精神的に、やられたようで、精神安定剤まで飲むように
なっていたことを聞いた。


強いばかりの、精神科の抗うつ剤ばかり飲んでいるようだった。


具体的な 薬の名前も聞いた。



メル友は・・私からの とばっちりの為に精神的にやられて、

おそらく、会社にもいられなくなる・・・。



私は、どうしていいのか、わからなくなった。
どこにいても、思い出せば、涙が止まらなかった。
彼をここまでしたのは、一体だれ・・?
私を追い詰めたいなら、私にすればいい。
どうして、メル友にするのか・・・?


そして私自身も精神薬を飲むように なっていったのだった。
そうしなければ、仕事も、家事も、子育ても出来なかったからだった。


この後、胃潰瘍にしては、長い入院がはじまった。

3回目のメールの題名はこうなっていた。




ここで不思議に思われる方もいらっしゃると思うので少し
詳しく書きます。

どうして、その気持ちの悪い相手のわからないメールが
度々私のアドレスに届いてしまうのか、
ですが、届いたアドレスをそのたび、受信拒否に設定しても
次には違うアドレスでドメインも変えて届くのです。


いたちごっこでした。


2回目のメールの内容は、メル友が一度も逢った事がない私を
どれだけ 思っているかということが、強調されたものだった。

これは私の気持ちがメル友に、向くように仕掛けた内容だったのだ。


そして、わたしはあまり考えもせず、夫には相談せず、
メル友になんでも相談するようになっていったのだった。

そして3回目のメールが届いたのだ。


「これが最後のメールになると思います。」
で始まった文面。

この1ヶ月のこと、どうやって 色々なことを調べたか、
私の夫のことや、メル友のことをとことん調べたこと。

夫のことはますます私が信頼しないように、
ご主人は浮気しているし、仕事でも穴を空けていますね。
女性関係が激しい男は、たいしたことはないので
興味がなくなりました。とあった。


そして、メル友のことについて。


「奴の奥さんとメール交換していて、どうしても逢いたくなり
会社を突き止め、そこから奴を尾行した。
そして、自宅を突き止めた。
その家の庭に奴の奥さんと思われる女と、子どもが一緒に現れた。
そこのいたのは、20代にしか見えない、清楚なお嬢様だった」

「そして自分はそんな女性と暮らしている奴がどういしても
許せなくなった。」


あした、奴に致命的打撃を与えるつもりです。
それで奴は 会社にはいられなくなります。

それで終わりです。


そうあってメールは終った。


私への危害はまったくなく、メル友だけを
攻撃すると言う予告だったのだった。


次の日 それは行われた。




電話で、メル友は

「どうして旦那さんに相談するの・・・?」

「これは僕にもきている被害なんだから、2人でカイケツする
のが普通じゃないの??!」

ちょっと怒っている様子だった。


確かに、メル友も被害にあっている。


けど私は家族が心配だった。


ストーカーからのメールには、

「これからあなたのことを調べる」


と あったので、個人的に攻撃される、何をされるかわからない。
まして 子どもも小さかったから 尚更だったのだ。

・・・はじめメル友へ行ったストーカーメールは、
私のアドレスから 来ていると言っていたのだった・・・。


それは転送して!!とお願いしたが、


「気持ち悪かったので捨てた・・・」


といわれてしまった。


このとき気がつけばよかったのだが、メル友は


「ユリのだんなさんが一番怪しいんじゃないか」


と言った。


よく考えれば、私のアドレスを 使ってメールをするなんて
私のアドレスを 知っていて
さらに、ログインできる人 でないと出来ないこと。


身近な人にしか 出来ないこととして、わたしは、疑問だらけの
恐怖で 一杯だった。


それから ほどなくして、2回目のストーカーメールが来たのだった。


内容は・・・


「ユリさん、●●●さん(実名入りだった)こんにちは

最近はメールもしていないようですね。」

と始まって、そのストーカーは、私のメル友に攻撃メールをし、
さらにその人の奥さんにまでメールしたと言うことだった。

そしてその奥さんと、私たちのことについてメール交換をした。とあった。


奥さん自身も私の存在に 悩んでいることや、
メル友は奥さんにユリさんを好きだと
言うことをハッキリ伝えているらしいこと
あの夫婦は毎日話し合いをしているらしい・・・
などのことが 書かれていた。

「そして最後に、あんな奴は放っておきましょう。
忘れましょう。
僕はあなただけが大事なのです。ただそれだけなのです。」


とあったのだった。


ここで注目しなければならないのは
奥さんとストーカーがメール交換したと
言うこと。
それから、なぜかメル友がどう私のことを話しているのか
をわざわざ強調していること。



よくよく考えれば、自作自演が見え見えな内容だったのだった。



その時私には、わからなかったのだった。






それからメル友としばらくは、毎日のように
電話やメールでのやりとりをしていた。

仕事帰りは、毎日電話で話した。
携帯代も月3万は越えていた。

お互い逢いたい気持ちもあったが、

生活自体がしっかりしていなかったのと

仕事もフルにしていたので時間的な余裕もなかったし

距離的な問題もあったので、現実にはならなかった。

だいたい、仕事では、責任のある立場だったため、そう簡単には

休めなかったことや、返済の関係もあり、給与が減らされるのは

困ることだったこともある。



お互いに、写真交換だけはしたが、私がもらったものは
遠目であまりハッキリ写っているものではなかった。

並行して、掲示板の仲間とは、それなりにいい関係で
女友だちとも色々話せるようになった。


それぞれ、皆、悩みはあって、お互い聞いたり聞いてもらったりしていた。
同年代で同じような境遇という共通点もあったからだと思う。





その後・・・おかしなメールが届いた。

私はそのメールには気がつかなかったのだが、
電話でメル友からこう知らせがあったのだった。

「君のアドレスからおかしなメールがきている」

と・・・。

私はその当時、もうそのアドレスはあまり開くこともなく、あまり使って
いなかったのだった。

開いてみると、私にも・・・・・来ていた。
見知らぬアドレスから、

「こんにちは」

と言う題名で。



「こんにちは、ユリさん。僕は一目あなたを見たときから
好きになりました。これからあなたの回りの全てのものを
排除します。お楽しみに・・・」

という内容だった。




私は身震いがして、怖くて、どうしようもなく

すぐに夫に相談した。

夫は、自分に非があり そのせいで
私が働いていたこともあり

日々、優しかった。

車で職場まで迎えに来てもらったりした。



メル友自体を私は疑っていた。

何故かといえば、メールを読んですぐに携帯メールを送れずに
いたら


「僕を疑っているの?」


と返信が来たからだった。



私は疑うも何も、怖くて放心状態だっただけなのに、

どうしてこんなことを言うのか・・・。と感じたのだった。


子ども達は・・?大丈夫なのだろうか・・・。

そうゆうことが心配だったのだった。




その次の日の昼間、メル友と電話で話した。





そもそも私は、まじめな人が好きでした。
父親がお酒を飲むと、よく夫婦喧嘩していた記憶が
私にはとても暗い過去だったのです。

だから自分はお酒を沢山飲む人とは絶対一緒には
なりたくなかった。

夫はまじめで優しい、穏やかな人で
今思えば、ただのお坊ちゃまだったのだろうけど・・・

まさかこんなことになろうとは、思っても見なかった。

実家に呼ばれて行ってみると、義父義母はものすごい剣幕で
怒っていた。

会社の資金を勝手に使い込まれていたことに
気がついたのだった。

そして驚いたのは、私も共犯と思い込まれていたこと。

「私は月の生活費しかもらっておりません。」

義父は、信じられない様子だったが、私の現実を知った驚きようと
こちらの預金や 保険から借りた金銭まで 使われていた事実を 知り 
やっと信じたようだった。

そして、義姉妹は言った。


「これから、返済が大変だろうけど、子供達は私達が見るから
頑張って・・・」


と言ったのだった!!


私にだけ働け。と言ったのだ。。。(`×´)


そして、私はただお金の為だけに働き口を探すことになった。。。


何故このとき、愛想を尽かさなかったのか、自分でも不思議である。


多分・・・、子どももいた為、このままやっていくしかない、このままでは
自分の家まで取られてしまう。。。
3年間頑張ったの、そんなのは耐えられない。

そう思ったのだと思う。。離婚とは思わなかった。

バカだった。


それから月に40万以上稼ぎ、自分の家の生活費全部と自分の使う分、
借り入れの返済を全て、負担し、残り0で生活した。


3年ほどで返済可能と聞いていたので、とにかくまた3年間の我慢だと
自分に言い聞かせ必死だった。


返済は夫が全てしていたので返済した領収等は毎月チェックした。
きちんと返済されている・・・とばかり思っていた。


この頃から私は夫への尊敬や、愛情が段々薄れていった。


仕事での、イライラ。

子どもといられない寂しさ・・・。


それを埋める為、ネットでメル友募集をした。



何十通もメールが届き、その中の数人とメール交換しはじめた。


仕事も電車で通っており、現実離れした生活が始まっていった。



メル友は1名は女性だったが、あとは男性だった。


男性の多くは、逢いたいがためのメール交換であることは

始め、わからなかった。。。



その中に、逢いたいということを一切言わない人が一人いた。


その人と、ずっと、携帯も何も使わず、ただメール交換していた。

家庭でのイザコザや、愚痴も段々話せる間柄になっていった。


そして、電話で初めて話した。


30分程度だっただろうか、逢いたいとは一切言わないのは
話しても同じだった。
それが余計好感が持てた原因だったと思う。


それから頻繁に話すようになった。


その他、掲示板のオフ会にも参加した。


非現実が心地よかったのだと思うが、女友だちに会えることも
楽しみだった。

そのオフで、個人的に連絡を取ってくる人がいた。
クールで、あまり感情を出さない人だった。

ずっとメール交換していた人にも、私はこのことを隠さず話したと思う。



それが彼の気持ちを逆撫ですることになるなんて
思いもよらないことだった。






それから、私は働いて家計を助けたが、まだ新婚だったと言うのに

土日、借り入れの相談等でいつも実家に呼ばれた。

当然二人の時間なんかなかったし、ひどいと思ったのは

義父は、突っ込んだ話になると、

「ユリさんは、席はずしてくれ。」

と必ず言った。

 

今考えると、夫の実家のことなのに私は責めたりしたこともなく

逆に、会社をやめることも承知して、家計を助けるため働いたのに

結局は赤の他人だと思われているのだと 強く感じ

いつも夫の部屋で一人で待っていた。

 

何もすることがなく、犬の散歩ばかりしていた。

 

数年して、事業の方は縮小して、なんとか落ち着いた。

私達には子どもが一人誕生していた。

 

それでも、もう年齢的にも、経験から言っても、景気の具合からみて

夫の再就職は、不可能に近かった。

もちろん、選り好みしなければ、あったのだと思うけど・・・。

もう、怠け癖がついていたのか、ある程度融通もきいたので

私もそのままにしてしまった。





その後、数年間私達は第二子の誕生を機に夫の家族と同居し始めた。

子ども達がいればなんとかなるだろう、と案外安易だった。





義父は一代でかなり大きい会社を設立した人だったので当然人の

言うことなんて聴く人ではなかった。

子どもがまだ離乳食も終っていないのに、アイスを勝手にあげてしまったり

塩気の多いおしんこなどもそのまま与えてしまっていた。

私は・・いつもストレスがたまってしまい、とにかく早くここを出るため

預金に一生懸命だった。





だいたい一番今でも思い出すと「腹が立つ」ことは、第二子出産直後も

私は
最後のお風呂でないと入れなかったこと。。。。


影で嫁は当然あと!!と言っていたらしい。。
所詮、孫に「後継ぎ後継ぎ」とかいいながらそんなものだったのだ。




夫の姉妹が出産で帰って来たときは 一番風呂に当然のように入っていた。

ま、実の娘と、嫁の違い・・・ってことだったのでしょうけど、とにかく腹立たしい

人でした。今でも、離婚のとき された仕打ちは忘れられません。

(またおいおい書いていきますが・・・)



また家に主婦が二人いても、どうしても うまくいかないときもあって

私は、第二子が8ヶ月になったときから また働き始めた。

子ども達は 保育園へ泣く泣く預け、家のことは義母に任せて。。。





まだ小さかったので、ものすごく後ろ髪ひかれましたが、あのときの

私はとにかく、この家を出るため、と月20万円以上 貯めていました。





そして!!3年くらい働いて、やっと実家を出て、4人での暮らしが始まりました。



その頃からPCを購入して、夫は株に熱中していました。

はじめにすごく儲かったことがあって、そこからは・・・・

おわかりでしょうが、借りてまで買う・・・の繰り返しだったようでした。



もちろん私達は知らなかったし、私も同居をやめてから3ヶ月くらいで

仕事は辞めていたので、何も知らずにのんきに暮らしていました。




今まで出来なかったこと。。。

子どもたちに甘えさせてあげることが出来て

とても自分自身は幸せだったと思う。

それに私自身が仕事がハードだったので、とにかく自分のペースで

過ごせる幸せがとても大切だった。



朝寝坊も出来るようになったし、夜、少しくらい買い物で出掛けることも

あった・・・。実家ではこんなことまったく出来なかったのだった。。。




それからしばらく・・・1年近く経った頃でしょうか・・・・。

実家から呼び出され、夫はうちのお金だけではなく、会社の返済金まで

使ってしまっていたことが発覚したのだった。。。

 

 

普通の恋愛結婚。

相手はちょっとした資産家の長男で、姉妹にはさまれた

一人息子、跡取ってことだった。


私は一人っ子ではなかったので、躊躇なく結婚した。

資産家の息子と言っても、まだ後を継いでいるわけではなかった

ので別に裕福でも、貧乏でもなく暮らしていたが・・・

夫の実家の事業が今頃バブル時期に買った土地等の返済や

店舗の赤字の穴埋めに借り入れを重ねてしまい、事業が行き詰まって

いった。

そして、父親の頼みで夫は勤めていた会社を辞め、父の事業を手伝うことに

なった。

お給料的にはあまり変わりはなかったが、賞与がなかったのでその穴埋めとして

私もすぐに仕事を探して働き始めた。

親のことなので、落ち着けばこちらは元通りと安易に考えていた。

しかし、結局このまま実家でしか働けないことになろうとは・・・
思ってもみなかったことだった。

それから私は第一子の誕生まで、身重な身体で働いた。
夫の実家がどんなことになっているのか、あまり私には
わからなかった。

そして、第二子の出産を機に夫の両親との同居が始まった。
これは・・・・こちらから言い出したことだったのでとにかくうまく
やっていこうと思い、我慢我慢の生活が始まった

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